こんにちは!三重県いなべ市の拠点を中心に、北勢地方や三重県近郊の土木工事・外構工事などを承っております有限会社新和土建です。
擁壁工事は建設業に携わることのない方なら、ニュースなどで聞いたことがあるくらいでしょうか。
実際には、擁壁工事は暮らしや建物を守る大切な工事であり、私たちの身近なところで行われているのです。
今回は擁壁工事について必要性と注意すべきポイントをご紹介します。

擁壁とは

擁壁
擁壁は土の崩れや流入を防ぐための構造物です。
斜面を切り取った切土や土を盛った盛土など、高低差のある土地や山道などにおいて土砂の斜面を支えます。
擁壁工事は地震や切り拓いた土地に載る住宅の重さ、土や地盤の圧力に耐え崩壊したり転倒したりしないようにしなければなりません。
施工方法は、コンクリート擁壁・ブロック擁壁・石積み擁壁など予算や土地の状況にあわせて最適な方法を選択します。

擁壁の必要性

高低差のある土地には建物の厚みだけでなく、地震による振動や降雨によって地面にしみ込んだ雨水の水圧があります。
土地はさまざまな方面から圧力がかかり不安定なものとなりやすいため、擁壁工事が必要になるのです。
安息角は土や砂が滑り出さず安定する最大角度のことであり、一般的な角度は35度前後と言われます。
土地の高低差を安定し崩落リスクを防ぐため、安息角を意識した擁壁は建物や暮らしの安全に必要な構造物です。

注意が必要な擁壁

古い擁壁は現行の建築基準法を満たしていない不適格擁壁も存在するため、注意が必要です。
高さ2m以上の擁壁は建築確認が必要であり、排水状況の悪化により水圧が加わることを防ぐため水抜き穴の設置義務があります。
擁壁の耐用年数は20~50年と言われており、擁壁自体の重さでさまざまな圧力に対する耐力が向上します。
しかし、ひび割れ・はがれ・亀裂や、たわみ・漏水などのあるケースや、建物下の地盤に緩みのある場合には調査が必要です。

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